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委員長挨拶

組合員のみなさまへ

2025年10月 中央執行委員長

 日本精工労働組合は1965年に統一組織として結成されて以来、60年以上にわたり労働運動に取組んでまいりました。これは、諸先輩方が知恵と努力を結集し、労使、または組合員と築いてきた長い歴史の賜物であり、スローガンである「参加」「創造」「挑戦」を運動の基本に据え、組織の発展、雇用の確保、そして組合員の生活向上を目指して、日々の活動を続けています。

 日本経済は、少子高齢化や人口減少に直面し、労働力不足や社会保障費の増加といった課題を抱えています。さらに、世界経済の不確実性や円安の影響により、エネルギー価格や輸入コストの上昇が企業や家計を圧迫しています。一方、デジタル化やグリーン投資は新たな成長の鍵とされ、構造改革の推進が求められています。

 このように変化の激しい時代でも、私たち労働組合は組合員一人ひとりと真摯に向き合い、あらゆる手段を通じてコミュニケーションを図りながら、職場や現場で起きていることを的確に把握し、運動の歩みを止めることなく活動を続けていくことが使命です。

毎年、秋に開催される定期中央大会でご確認いただく運動方針も、日々の活動を通じて磨き上げながら、変化させるものについては歴史を振り返り、先人への敬意を忘れることなく、日本精工労働組合の歴史と伝統を次の世代へと繋いでまいります。